AMTS-PREMIUM(アンツプレミアム)はAmazon公式でも紹介されているツールなので、名前を知っている人は少なくないと思います。しかしながら、実際に使ってみた感想や口コミは意外と見かけません。
そこで今回は、アンツプレミアムの口コミと、導入する際のメリットやデメリットなどを調べてみました。
Contents
AMTS-PREMIUM(アンツプレミアム)ってどんなツール?
アンツプレミアムは、株式会社AMTSが販売しているAmazonでのメディア販売を総合的に支援する業務効率化ソフトです。対応しているのは本、CD、DVD、ビデオ、ゲーム、ソフトウェアの中古、新品の販売のみで、まさしくメディア特化のツールと言えます。
2007年ごろから販売されている歴史の古いソフトウェアで、Amazon公式サイトでも紹介されています。アンツプレミアムの他にも複数のせどり関連のツールをリリースしていて、信頼性の高い販売元と言えそうですね。
他の総合管理系のツールと比較すると料金が高く、主に古本の買取サービスなどを行っている企業が導入しています。
販売元 | 株式会社AMTS |
価格(メイン機) | 初期設定:54,000円
10,800円/月 or 108,000円/年 |
価格(サブ機) | 初期設定:32,400円
5,400円/月 or 54,000円/年 |
価格(オプション機能) | 初期設定:無料
10,800円/月 or 108,000円/年 |
価格(楽天版) | 初期設定:無料
10,800円/月 or 108,000円/年 |
公式サイト | http://www.amtspremium.jp/ |
AMTS-PREMIUM(アンツプレミアム)の機能とは?
アンツプレミアムでできることは、主に次の4つです。
- 出品管理
- 受注管理
- 価格改定
- 在庫管理
それぞれの機能について詳しく説明します。
出品登録機能
出品作業の効率化、分担がしやすいように作られた出品登録機能。アンツプレミアムの出品機能を使えば、10秒もかからずに出品が完了します。
特に便利なのが、コメントのひな形をメディアごとに設定できる機能です。本やDVDなどメディアの種類によって、1個の定型文、10個のコメント表記のひな型を登録しておけます。
定型文の自動入力、ワンクリックでのコメント入力ができるようになるので、短時間での入力や、統一性のある表記が可能になります。ちなみに、メディアの種別も自動認識されます。
バーコードリーダーにも対応しているので、商品情報などの入力も効率化が可能です。
受注処理機能
データの自動取り込みによって、受注や出荷に伴う業務を自動化、出荷ミスを減らすことができる機能です。
ワンクリックでAmazonの受注処理に必要なデータを取り込み、受注確認連絡、納品書の印刷、発送ラベルの印刷などを自動処理することが可能です。
受注確認メール、発送完了メールの設定や追跡番号の挿入機能など、細かく顧客のフォローができる機能がついているのもポイント。
価格改定機能
ユーザー設定の基準に従い、10,000商品を約30~40分のスピードで価格改定することができます。
特定出品者の無視や各メディア、各コンディションごとの価格改定基準の設定など、細かい指定が可能です。メディアごとに設定できる価格改定ツールはあまりなく、メディア特化ツールならではの特徴と言えます。
もちろん上限価格、下限価格の設定、といった設定も可能なので、赤字になることや価格が高騰しすぎることも防げます。
在庫管理機能
データベースに登録されている商品を検索し、商品情報や顧客情報を表示、修正などをすることができます。
また、廃棄処理に関する機能もあり、任意の条件でリスト化した商品の出品を取り下げることができます。棚卸しの業務も簡単になりそうですよね。
その他の有料オプション機能
有料のオプションとして、次の機能が用意されています。
FBA機能 | FBAの入庫、FBA商品独自の価格改定 |
査定、買取機能 | 査定、買取、出品まで独自の基準設定が可能 |
大量一括出品機能 | エクセルかバーコードを使って一括出品 |
ネットワーク機能 | 複数台のPCでデータベースを共有して利用 |
高機能価格改定機能 | 条件指定がより細かくできる価格改定機能 |
ちなみに、査定や買取までできる総合管理ツールは他にありません。古本買取などをしている企業に特化した機能ですね。
また、オプションのサポートとして、年間60,000円で遠隔操作による設定の代行などもお願いできます。
AMTS-PREMIUM(アンツプレミアム)の口コミ|法人から高評価!
アンツプレミアムには次のような口コミが寄せられています。
このような口コミは、主に中古メディアの売買をしている企業からのものでした。インストール型のツールではありますが、複数のPCでデータを共有できる点なども、様々な従業員が分担できるという点で企業から支持されているようです。
AMTS-PREMIUM(アンツプレミアム)を導入する時の注意点
メディアを販売している業者に重宝されているアンツプレミアムですが、いくつか導入の際の注意点があります。
インストール型のツールで、クラウドでは動作しない
アンツプレミアムは、PCにインストールして使用するソフトウェアです。クラウドでは動作しないため、例えば夜中に自動で価格を改定したい時なども、電源をつけっぱなしにしておかなくてはなりません。
有料オプションに加入すれば、複数の端末間でデータを共有することができますが、オプションに加入していない場合データの共有はできません。また、オプションに加入したとしても、モバイルで確認するなど、インストールしたPC以外からデータを確認することは不可となります。
高額でピーキーな性能のため、個人での利用に向かない
アンツプレミアムは、その他のメジャーな総合管理系ツールと比べて高額です。月額4,000円~5,000円程度のツールがほとんどである中、年間契約をしたとしてもアンツプレミアムは月額9,000円。
さらに、対応しているのはメディア類のみ。取り扱うことのできるジャンルが制限されてしまうので、よほどこれらのジャンルに特化して販売していないとあまりメリットを感じられませんし、ツールの費用をペイするのも難しくなります。
このような理由から、個人で副業のような形でせどりをしている人にはおすすめできないツールと言えます。
バージョンアップの見込みがない
Amazonセラー向けのツールの中には、毎月のようにアップデートがあるようなものもありますが、アンツプレミアムの場合は今後のバージョンアップはあまり見込めなさそうです。
最後のバージョンアップは2015年で、特に今後の更新予定もありません。その分完成されたツールと言えるのかもしれませんが、ユーザーの要望に合わせた柔軟なアップデートには期待できません。
まとめ|AMTS-PREMIUM(アンツプレミアム)は古本などメディアの売買業者におすすめ
アンツプレミアムはメディアの販売に特化したツールで、簡単に操作できる点や出品スピードが速い点などが高評価でした。
一方、価格の高さや性能のピーキーさゆえに、個人でせどりをしているような人にはあまり向きません。どちらかと言えば、企業規模でメディアの売買を行っているようなセラーにおすすめしたいツールです。
30日間は無料で使用できるので、気になった方は公式サイトから試しにインストールしてみてはいかがでしょうか。
コメントを残す